くりっく365は、2005年に東京金融取引所に上場された公設の取引の一つであり、具体的には「取引所為替証拠金取引」を指します。この取引は、取引の安全性や透明性を確保するために設けられた公設の取引所で行われます。

為替の取引は大きく分けて、公設の取引である「為替証拠金取引」と、投資家とFX会社が直接取引を行う「店頭取引」の2つがあります。くりっく365は前者に属し、従来の店頭取引とは異なる仕組みで取引が行われます。

くりっく365では、取引所取引において一律20%の申告分離式課税方式が採用されています。これに対して、店頭取引では15～50%と幅のある総合課税方式が採用されています。このため、高額の取引で収益を上げる投資家にとっては、くりっく365の申告分離型課税方式が有利になります。

2015年には、大口投資家向けに「くりっく365ラージ」も上場され、取引の幅が広がりました。取引所為替証拠金取引を行うためには、投資家は取扱会社を通じて取引を行う必要があります。取扱会社は、東京金融取引所の基準を満たすことが求められます。

くりっく365は公正で安全な取引ができるという評価を受けており、投資家にとって信頼できる取引手段の一つとされています。